2011年06月08日

「意志を持って・・・」

2011.6.8(水)

「意志を持って・・・」

熱帯魚が 美味しそうに
朝食を 摂っている。

その様子を
見つめる 女性(ひと)が ある。
その 目は
実に 優しい。

けさも えさを あげ 終えたところで
出くわした。

「おはよう ございます」
「どのぐらい あげるの」
「スプーン 2杯だけ」
「1日?」
「そう。それが 1日分なの」  

かたわらに 置かれた
管理表に 印を 打つ。

「誰かの(何かの) ために 役立つ」

そこには
活き活きした 顔が ある。
一瞬とはいえ 輝きを 放つ。

90歳を越える 作家の 清川 妙さんは
自身の 体験から このように 語る。

『私は 耳の 聞こえない 息子を 持っていた。
そのことが 自分の 人生に おいて
いろんな 決め手になった。

あるとき 担任の 先生が

「聾教育というのは 底なしの 釣瓶で
水を 汲むような 非常に 根気の 要る 仕事です」

と言われた。

でも その時 私は

「底なしの 釣瓶でも 水を汲む時には
雫が ポタッと ついてくる。
その 雫を 溜めれば いいじゃないか」

と 思った。

この 考えの 根は 今にして思えば
「徒然草」の 一節

「刹那 覚えずと いへども
これを 運びて 止まざれば
命を 終ふる期 たちまちに 至る」
とある。

つまり 瞬間 瞬間を 積み重ねて
人生は 終わりを 迎えると。

その 瞬間と雫 
何か 発想が 似ていません?

さっき あなたと お会いしたのは
もう はるか 昔になりました。

指 ひと弾きの 間に 六十五の 刹那が あるそうな。
その 目にも 止まらぬ 瞬間を
積み重ねて いるわけでしょう。

それが 人の 一生に なるのだから
やっぱり
意思を持っているのと
いないとでは
大きく 違うんです』

90歳を 越えた
現役作家の 言葉である。

瞬間 瞬間を

「意志を 持って 生きなさい」

背中を 押された。

重い言葉である。
ありがたい 言葉である。

「瞬間」を 
意志を持って
生きている 姿に 出会った。

偶然ではない。

kazu

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posted by カズ at 05:10 | コメント(0) | TrackBack(0) | メッセージ
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